この記事では、フリーターやニートの方向けにおすすめの動画編集スクールを紹介します。またどういったスキルがみにつくのか、卒業後の進路などについても解説します。
この記事を書いた人:内村 航
株式会社ドウガテック代表取締役。2012年より『カンタン動画入門』を運営。動画編集ソフト・アプリのレビュー本数58本。動画編集スクール取材9校。アクションカメラ17台、α7 III、EOS8000D所有。大学講師(日本文理大学情報メディア学科、立命館アジア太平洋大学動画制作ワークショップ等)。著書:暮らしvlogのはじめ方(朝日新聞出版)、iMovieのマニュアル本(工学社 I・O BOOKS)。
→【セール】動画編集ソフトPowerDirector最大28%オフ11/24(日)までクーポンコード『dougatec2024』
→カンタン動画入門のYouTubeチャンネルを登録する(Click)
動画編集スクールとは?
動画編集スクールとは、動画ソフトの使い方や、そのスキルを活かして稼ぐ方法を学べるスクールです。受講生の多くが学生や他業種未経験の社会人やフリーター、ニートの方です。動画編集未経験の方が、動画を使って稼ぐことを目的にしています。
スクールの受講形式
動画編集スクールには、大きくわけて2つの受講形式があります。
- ・完全オンライン
- ・通学性
完全オンライン
パソコンとインターネットがあれば、いつでもどこでも映像教材を視聴して学ぶことができます。分からないところは講師やサポートにチャット形式などで質問できます。
通学性
平日夜に映像教材や、Zoomなどを使ったライブ事業で学び、週末に教室に集まって講義を受けるスクールが多いです。学べるスキルは通学性の方が優れていますが、交通費や移動時間がかかりますし、関東、大阪、神戸、福岡以外だとそもそもスクールがない場合が多いです。
どんなスキルがみにつくか?
動画編集スクールでは以下のようなスキルをみにつけることができます。
- ・動画編集スキル
- ・動画マーケティングスキル
- ・ポートフォリオ(制作実績集)スキル
- ・営業スキル
動画編集スキル
動画編集ソフトAdobe Premiere ProやモーショングラフィックソフトAfter Effects、写真編集ソフトPhotoShop、イラストソフトillustratorなどの使い方を学べます。
動画マーケティングスキル
様々なデータから、どういった動画が効果的なのか、どうすれば動画を拡散できるのか、などマーケティングの観点から動画制作を企画するスキルが身につきます。
ポートフォリオ(制作実績集)スキル
仕事をもらう時や、映像制作会社に就職する時に使える、今まで作った動画の制作実績の作り方や見せ方を学ぶことができます。
営業スキル
どこでどうやって動画制作の依頼を請け負えるか、どう交渉すべきか、契約書はどうするのか、など実践的な内容を身に付けることができます。
卒業後の進路について
スクール卒業後の進路は以下の3つがあります。
- ・副業
- ・フリーランス
- ・制作会社に就職
副業
すでに別にメインの仕事を持っている場合は、副業として動画制作をすることができます。平日夜や休日など、好きな時間に働き、月数万円程度稼ぐというスタイルを取ることができます。
フリーランス
個人事業主として、動画制作で稼ぐことができます。自分で仕事を獲得し、制作・納品までします。初めは数万円から始めて実績を作り、信頼を得て月数十万円稼ぐことも可能です。スクールによっては在学中に30万円稼ぐことを目標にしているスクールもあります。
制作会社に就職
映像制作会社に就職することもできます。動画制作は需要が伸びていますが、まだ人手不足です。基本的な制作スキルがあれば就職はしやすい傾向にあります。
フリーター・ニート向けおすすめの動画編集スクール
フリーター・ニートの方向けにジャンル別でおすすめのスクールを紹介します。
完全オンライン制スクール
完全オンラインスクールは、時間に自由が利くので特にフリーター・ニートの方におすすめです。移動時間や交通費もないですし、人と直接あって学ぶことを極力減らしたい方にもおすすめです。
ヒューマンアカデミー
全国に23校展開しているスクール大手。完全オンラインでも学べますし、最寄りに校舎がある場合は好きな時間に行って動画編集パソコンやソフトを使って学ぶことができます。地方在住のフリーター・ニートの方におすすめです。
動画編集スクール | ポイント |
---|---|
ヒューマンアカデミー |
|
デジハク
比較的リーズナブルな価格で動画編集の基礎を完全オンラインで学ぶことができます。質問などはオンラインチャットやコミュニティですることができます。学費をおさえたいフリーターやニートの方におすすめです。
動画編集スクール | ポイント |
---|---|
デジハク |
|
DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPは、現役プロクリエイター講師の実際の仕事を追体験できるように設計されたカリキュラムで学ぶことができます。時間があるフリーターやニートの方であれば、短期間・低料金のプランを選べば、時間短縮、学費を抑えることができます。
動画編集スクール | ポイント | DMM WEBCAMP |
|
---|---|
通学制スクール
通学性のスクールは、短期間でレベルの高いスキルを身に付けたい方におすすめです。週末に通学する必要はありますが、現役プロクリエイターから直接学べるというのは通学性の大きなメリットです。通うことが可能であれば、こちらをおすすめします。
デジタルハリウッドSTUDIO(直営校)
クリエイティブ系スクール最大手のデジタルハリウッドが運営するスクールです。教育のノウハウが蓄積されており、業界からの認知度も高いため、就職やフリーランスを目指すフリーター・ニートの方におすすめです。クリエイターズオーディションでは、多くの企業が集まり、参加者とマッチングできます。
動画編集スクール | ポイント |
---|---|
デジタルハリウッドSTUDIO(直営校) |
|
MOOCRES(ムークリ)
より実践的なスキルを学ぶことを目的としたレベルの高いスクールです。東京・大阪の2校ですが、撮影実習や、After Effectsなどを使った高度なスキルを身に付けることができます。動画編集だけでなく、その他のスキルも身に付けたいフリーター・ニートの方におすすめです。
動画編集スクール | ポイント |
---|---|
MOOCRES |
|
MOVA
東京、福岡にある通学メインのスクールです。期間は1年間と他のスクールと比べると長いです。しかし、その分、身に付けることができるスキルは多く、同期とのつながりも深まります。学費は高めですが、1年で割ると標準的な額になります。フリーター・ニートの方だけでなく、学生の方にも人気です。
動画編集スクール | ポイント |
---|---|
MOVA |
|
まとめ
以上、フリーターとニート向けの動画編集スクール解説でした。
動画の需要は今後も伸びていくといわれています。しかし、まだスキルを持った人材が少ない状況です。もしいま生活を変えたい、自分の力で稼ぎたいのであれば、動画編集スキルはきっとあなたの役に立ちます。
まずは気になったスクールの無料相談会に出てみてください。そこで自分がフリーランスを目指しているのか、制作会社に就職したいのかなど相談してみてください。動画編集スクールを受講する方はみな同じような想いや環境なので、心配せずに何でも聞いてみてください。
相談会やオンラインで完結するものから、教室で授業を検索できるところもあります。1校だけでなく複数のスクールを体験してみてください。きっと自分に合うスクールを見つけることができると思います。