この記事では、30・40代向けの動画編集スクールがあるか解説します。また、スクールの選び方やおすすめスクールも紹介します。
この記事を書いた人:内村 航
株式会社ドウガテック代表取締役。2012年より『カンタン動画入門』を運営。動画編集ソフト・アプリのレビュー本数58本。動画編集スクール取材9校。アクションカメラ17台、α7 III、EOS8000D所有。大学講師(日本文理大学情報メディア学科、立命館アジア太平洋大学動画制作ワークショップ等)。著書:暮らしvlogのはじめ方(朝日新聞出版)、iMovieのマニュアル本(工学社 I・O BOOKS)。
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30・40代未経験者が動画編集者になれるの? 稼げるの?
動画編集を始める方の目的は、フリーランスになるため(42%)や、副業(33%)、映像制作会社に転職(9%)するためです(2023年当社調べ)。
つまり、動画編集で稼ぎたいわけです。
「30代、40代から動画編集スキルは身につくの?」「稼げるようになるの?」と思っている方もいると思いますが可能です。動画編集は何歳になっても学べるスキルです。そのため、30代だから、40代だから、という縛りは一切ありません。
スクールにもよりますが、大学生から20代、30代、40代の方が多いです。男性だけでなく、女性も大勢います。60歳以上の高齢者が趣味のためや、仲間内でシェアするために通っていることもあります。
Webサイトの中には、「30代にはここ、40代はここ!」とおすすめしているところもありますが、何を根拠にしているか不明です。年齢を気にすることなく、自分の環境や目的に合ったスクールを選ぶようにしてください。
動画編集で稼ぐには?
- (1)独学で学ぶ
- (2)制作会社に転職する
- (3)動画編集スクールで学ぶ
(1)独学で学ぶ
このカンタン動画入門や、YouTube、Adobe公式などで無料で学ぶことができます。趣味程度や、自分で勉強できる人、コストをかけたくない人におすすめの方法です。
デメリットとして、分からないところを相談できない、どうすれば稼げるのか分からない、といった点があります。スクールに通えば、そういった問題は解消されます。どちらが自分の環境に合っているかよく検討して決めてください。
【関連】【無料&有料】動画編集でおすすめな学習サイト&スクール(2)制作会社に転職する
思い切って制作会社に転職、就職するという方法もあります。動画需要が年々伸びていますが、まだまだ編集者は足りません。未経験者、初心者であっても意欲があれば就職することも可能です。そのためには独学で基本的な動画編集の方法を学び、サンプル動画(ポートフォリオ)を作ることをおすすめします。ただし会社によっては未経験40代後半になってくると難しいかもしれません。
(3)動画編集スクールで学ぶ
動画編集スクールでは未経験者、初心者であっても安心して学べます。また様々な年齢の方がいるので、30代、40代であっても気兼ねなく入学することができます。
スクールでは、動画編集の基礎だけでなく、ポートフォリオの作り方や、どうすれば稼げるのかまで幅広く教えてくれるので、動画編集で稼ぐための最短ルートといってもいいでしょう。
その反面、学費は数万円から数十万円します。しかしこの額であれば、動画編集の案件をこなすことで回収することはそれほど難しくないでしょう。
独学で行くのか、スクールで学ぶのか、予算や使える時間など考慮して検討してください。
動画編集スクールとは?
動画編集スクールでは以下のスキルを学ぶことができます。
- (1)動画編集の基礎スキル
- (2)作品集(ポートフォリオ)の制作
- (3)動画編集で稼ぐ手段
- (4)就職や案件紹介のサポート
(1)動画編集の基礎スキル
動画編集の標準ソフトであるAdobe Premiere Pro、高度なアニメーション・モーショングラフィック作成ソフトAfter Effects、写真加工ソフトPhotoshop、イラストソフトillustratorなどの基本的な使い方を学べます。
(2)作品集(ポートフォリオ)の制作
ポートフォリオとはいままで自分が作った動画作品を1本にまとめた動画サンプルのことです。それを顧客や転職先に見せることで、自分の技術力のアピールに使うことができます。
(3)動画編集で稼ぐ手段
動画編集のスキルは独学でも時間をかければ身に付けることは可能です。しかし、どうすれば案件を獲得できるのかは独学だと分かりません。スクールによっては営業方法や契約書の書き方なども学ぶことができます。
(4)就職や案件紹介のサポート
スクールの中には、就職支援や案件を紹介してくれるスクールもあります。
例えばクリエティブ系大手のデジハリ直営校では、クリエイターズオーディションといって、数十社を呼び、その前で自分をプレゼンするイベントが開催されます。プレゼン修了後は、名刺交換などが行われ、そのまま案件獲得や、就職できる人もいるそうです。
また、スクールによっては、初めての仕事の特にサポートが付くところもあるので安心です。
30・40代におすすめの動画編集スクールとは?
解説した通り、30、40代の年齢に限定したスクールはありません。今の自分の環境、目的、予算に合ったスクールを選んでください。
通学性+オンライン対応の動画編集スクールおすすめ
平日は映像教材やライブ授業で学び、週末に教室に集まって学ぶスクールです。現役プロクリエイターから直接指導を受けることができるので、短期間でスキルアップを目指すにはおすすめです。
ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーは完全オンライン対応、かつ最寄りの教室に通っても学べるハイブリッドなスクールです。校舎は全国に23カ所あるので、地方在住でも通うことができます。
動画編集スクール | ポイント |
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ヒューマンアカデミー |
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デジタルハリウッドSTUDIO(直営校)
デジハリ直営校は、平日はオンライン教材やライブ授業で学び、週末に教室に集まって学べるスクールです。関東、大阪・神戸にしかありませんが、もし通えるのであれば強くおすすめします。クリエイターズオーディションも直営校のみの開催です。
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デジタルハリウッドSTUDIO(直営校) |
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デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
Web制作・マーケティングで有名なLIGが運営しているデジハリのフランチャイズです。学べる内容もデジハリのノウハウがつまった信頼感のあるカリキュラムです。完全オンラインでも学べますし、最寄りも教室で動画編集用パソコンやソフトを無料で借りたり、スタッフや講師に直接質問することもできます。一部、通学必須なコースも新設されました。
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デジタルハリウッドSTUDIO by LIG |
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MOOCRES
MOOCRESはオフライン授業に重きをおいた本格的なスクールです。東京、大阪の2校のみですが、少人数制で撮影実習や案件獲得の方法まで幅広く学べます。
動画編集スクール | ポイント |
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MOVA
MOVAはオフラインメインで学ぶ本格的なスクールです。東京、福岡のみで、受講期間は1年。その分、受講料は高いですが、学べる内容は濃いです。
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MOVA |
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完全オンライン対応の動画編集スクールおすすめ
自宅のパソコンとインターネット経由で映像教材を見て学ぶ形式です。30・40代の忙しい方や、近くに通学生スクールがない方におすすめです。
デジハク
デジハクは完全オンラインスクールとしては比較的リーズナブルなスクールです。短期間、低コストで学びたい方におすすめです。キャリア相談はできますが、就職転職サポートなどはありません。
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デジハク |
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DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPは、現役プロクリエイターの仕事の流れをもとにしたカリキュラムで学べるスクールです。期間で料金が変わるので勉強にさける時間がある方は、4週間プランがおすすめです。それ以上期間を長くするとコスパが悪くなるのでよく検討してください。
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デジハリオンライン
デジハリオンラインは、デジハリが運営している完全オンラインで動画編集を学べるスクールです。学費は完全オンラインスクールの中では比較的高いです。しかし、デジハリのノウハウを全国どこにいても学べるというのは大きな魅力です。
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デジハリオンライン |
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まとめ
以上、30代、40代におすすめの動画編集スクールに関してまとめました。
先にも書いていますが、30代だからここ、40代だからここ、というのは動画編集には関係ありません。
今の環境や目的、予算にあったスクールを選択してください。