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動画用三脚の選び方まとめ

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動画用三脚(固定機材)の選び方まとめ

動画撮影で必要な三脚や一脚、ジンバル、自撮り棒、スライダーなどについて解説します。記事に使っている写真はすべて私が自分で買ってレビューした機材です。

内村航

この記事を書いた人:内村 航

株式会社ドウガテック代表取締役。2012年より『カンタン動画入門』を運営。動画編集ソフト・アプリのレビュー本数58本。動画編集スクール取材9校。アクションカメラ17台、α7 III、EOS8000D所有。大学講師(日本文理大学情報メディア学科、立命館アジア太平洋大学動画制作ワークショップ等)。著書:暮らしvlogのはじめ方(朝日新聞出版)iMovieのマニュアル本(工学社 I・O BOOKS)

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撮影固定器具とは

ビデオカメラなどを固定し、ブレなどを防ぐ機材のことです。三脚や一脚、手振れを防ぐジンバル、自撮り棒、スライダーなど色々な種類があります。




三脚など固定器具の選び方

三脚選びで重要なのは(1)高さ、(2)重量、(3)水準器です。

(1)高さ

動画撮影の基本は、撮影されている人の目線にカメラの高さを合わせることです。成人男性の身長を高い人で180センチと考えると、三脚もそのくらいの高さまで伸ばせるものが良いです。


しかし撮影する動画の種類によっては、背の低い卓上三脚を机の上に載せて撮ることもあります。その場合は、逆に背の低い卓上三脚を使うようにしましょう。



(2)重量

三脚には軽量のものから、数キロする重いものまで色々あります。


軽いものは持ち運びが便利ですが、ちょっとしたことですぐ位置が変わってしまうことがあります。


重いものはその心配が少なく、また大きなカメラを載せても安定感があり使いやすいです。しかし持ち運びは大変です。



(3)水準器

水準器とは「いまこの三脚に載せているカメラがまっすぐ水平になっているかどうか」を確認するためのものです。


水準器には赤い丸線があり、どこかに小さな気泡が浮いています。この気泡が赤い丸線の真ん中に来ていれば、「このカメラはいままっすぐだ」と分かります。逆に赤い丸からずれていれば「このカメラは傾いている」ことになります。

三脚の水準器

よく「だいたい赤丸に入っているからOKでしょう」という人がいますが、赤丸の中心に気泡が来るようにしてください。微妙なずれでも動画を観る人への印象が違います。




写真用と動画用三脚の違いとは

写真用三脚は基本的に軽く持ち運びがしやすいのが特徴です。

動画用三脚は写真用よりも重く、ブレを防ぐためにがっしりしたものが多いです。また油圧式の三脚はなめらかにパン(横に振る)やティルト(縦に振る)ができるようなっています。もし動画撮影でカメラを録画しながら横にふったり、縦にふったりする場合は動画用三脚が必須です。


動画の種類によっては、写真用三脚のほうが扱いやすく良い場合もあります。高い動画用三脚は大きく重いのでせっかく買っても、実際使うのは写真用三脚の方が多い、ということもあるのでよく検討してみてください。まず入門用としては写真用の1万円以下のものでOKです。



三脚

カメラを固定しブレをなくす基本的な撮影補助機材です。基本動画の撮影は三脚で固定します。外に出ての撮影などでは手持ちですが、三脚を使えるシーンでは基本的には三脚を使います。

三脚

写真専用のものを動画用として流用もできますが、動画用の油圧式三脚だとなめらかにカメラをパンすることができます。


値段は1000円くらいの安価なものから、数万円の高価なものまで色々あります。高さ170センチくらいまで伸びるものや、テーブルの上に置いてスマホを固定するような簡易的なものもあります。



卓上・ミニ三脚

卓上で使いやすい背の低い三脚や、低い位置からの撮影用の三脚があります。

卓上三脚


ゴリラポッド三脚

3本の脚がグネグネ曲がり、柱などに巻き付けて固定することができる三脚です。

ゴリラポッド三脚


スマートフォン用三脚ホルダー

スマホを三脚のネジ穴と固定できるホルダーです。

スマホ三脚用ホルダー


一脚

1本の脚で、カメラを支える固定器具です。

一脚
一脚

三脚だと脚が3本広がるので狭い場所だと使えません。また、三脚は移動のたびに足をたたむ必要があります。


しかし一脚の場合は脚が1本なので、狭い場所でも迷惑になりづらいです。また軽く持ち運びやすいので運動会などでは機動性のある一脚が活躍します。


ただし、足が1本なのでブレを防ぐ性能は三脚に比べて劣ります。最近の手振れ補正機能がついたスマホやビデオカメラであれば、一脚でも問題ないでしょう。



自撮り棒

長い棒の先にビデオカメラやスマートフォンなどを固定して、撮影者本人や複数の人物を撮影できる撮影補助機材です。

自撮り棒

使ってみると思ったより楽しく、撮れた動画も普段映りにくい撮影者も映るので面白い機材です。


ただし、人が混む場所や観光地では禁止されていることもあるので注意してください。禁止されていない場合でも、人にぶつかったり迷惑にならないように慎重に使いましょう。



ジンバル

スマホや一眼レフカメラなどを固定して、手振れをほぼなくす撮影補助機材です。

ジンバルスタビライザー

これを使えば手持ち撮影でも、まるで空を飛んでいるようななめらかな画を撮ることができます。ただし、基本的には大きく重いので、持ち運びや長時間の撮影は大変です。

MOZA Mini-MIレビュー


スライダー

カメラを固定して、横や縦方向に滑らかに被写体に寄ったり、追従したりすることができます。

スライダー

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