マウスコンピューターノートパソコンDAIV 5P(NG5520M1-M2S5)
に3種の動画編集ソフトを入れて、ストレスなく動かせるのか検証しています。実際使ってみてのレビューや、使用中の画面のキャプチャ動画などを参考に、動画編集用パソコン購入の検討をしてみてください。
■使用ソフト
・PowerDirector
・Adobe Premiere Pro CC
・DaVinci Resolve
マウスコンピューターのノートパソコンDAIV 5P
※マウスコンピューターさんからの貸し出し機。PRなしレビューです。
この記事を書いた人:内村 航
株式会社ドウガテック代表取締役。2012年より『カンタン動画入門』を運営。動画編集ソフト・アプリのレビュー本数58本。動画編集スクール取材9校。アクションカメラ17台、α7 III、EOS8000D所有。大学講師(日本文理大学情報メディア学科、立命館アジア太平洋大学動画制作ワークショップ等)。著書:暮らしvlogのはじめ方(朝日新聞出版)、iMovieのマニュアル本(工学社 I・O BOOKS)。
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マウスコンピューターDAIV-5P(NG5520M1-M2S5)で動画編集ソフトを使ってみた結果
検証の結果、このパソコンは動画編集用として使うのは、かなりおすすめできます。10万円台後半というのもコスパが高いです。
フルHD編集は全ソフトでノンストレス。4K編集の場合はPremiere Pro CCが最もパソコンの性能を引き出せ快適に使えました。ただし初期段階でグラフィックボードのドライバが古いため公式サイトから最新版をインストールする必要があります。PowerDirectorは快適ではありますが、グラフィックボードと相性が悪く利用率0%。DaVinci ResolveもGPUの性能を30%程度しか発揮できていないようです。
重量が2.1キロなので、外への持ち運びは可能だと思います。
マウスコンピューターDAIV-5Pのスペック
動画編集用パソコン | 特徴 | |||||
フルHD動画編集は全ソフトでノンストレス。4KはAdobeが最も快適。ただしグラフィックボードのドライバを公式から最新にする必要あり。PowerDirectorの4K編集はプレビューをフルHDにすればOKだが、グラフィックボードが機能せず。ダビンチリゾルブの4K編集はプレビュー解像度を下げたり、メディアの最適化必須。 SSDの容量が少ないので、外付けHDDが必須。 |
||||||
OS | CPU | グラフィックス | メモリ | SSD/HDD | 重さ | |
Windows10 Home | Core i7-9750H | Intel UHD Graphics 630 NVIDIA GeForce GTX 1650 |
16GB | 512GB/0 | 2.1 kg |
マウスコンピューターDAIV-5Pの見た目
検証に使う動画編集ソフト
この記事では以下の3種類の動画編集ソフトを使って検証しました。
(1)PowerDirector
初心者向け 動画編集ソフト | 特徴 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 PowerDirector ・ダウンロード版12,980円 ・サブスク版8,980円 30%オフセール中 →6,030円/年 さらにクーポンで 5,657円/年PowerDirector ダウンロード 使い方記事 使い方動画 |
国内販売シェアNo1のサイバーリンクの優秀な動画編集ソフト。4K、縦動画対応、画面録画機能ありでDVD、Blu-rayも焼ける。 初心者でも扱いやすく、動作も軽い。動画書き出し速度1位 運動会、結婚式などの家庭用、ゲーム実況などYouTuber用、会社のPR動画や教育、セミナー動画などビジネス向けとしても使えるマルチなソフト。当サイト一番のおすすめ。 ・28オフセール(click)11/24(日)まで クーポンコード『dougatec2023』※買い切り、サブスク版両方使えます。 初心者向け 高機能 家庭用 YouTuber 業務用 Windows® 10、8.1、8、7 (64-bit OS 版推奨) 日本語対応 |
|||||||
4K | 360度 | アクションカメラ | 縦動画 | 画面録画 | 自動編集 | DVD | Blu-ray | |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
(2)Adobe Premiere Pro CC
上級者向け 動画編集ソフト | 特徴 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
高機能動画編集ソフト。映像制作者の約9割がこのソフトを使っているくらいメジャー(Adobe調べ)。また、After EffectsやPhotoshopなどと連携しやすく、料金も月額で安く使うことができる。 プロ向けソフトのイメージが強いが、動画編集ソフトやアプリを使った経験があれば家庭用、YouTuber用としてもおすすめ。 高機能 YouTuber
業務用 Microsoft Windows 7 Service Pack 1(64 ビット)日本語版、Windows 8.1(64 ビット)日本語版または Windows 10(64 ビット)日本語版、macOS X v10.11、v10.12 または v10.13 日本語版、日本語 |
||||||||
4K | 360度 | アクションカメラ | 縦動画 | 画面録画 | 自動編集 | DVD | Blu-ray | |
○ | ○ | ○ |
(3)DaVinci Resolve
プロ向け 動画編集ソフト | 特徴 | |||||||
プロ用動画編集ソフトの無料版。AdobePremiereProCC並みの高機能ソフト。家庭用としては高機能すぎるのでおすすめしない。 Windows、Mac、Linux日本語対応 |
||||||||
4K | 360度 | アクションカメラ | 縦動画 | 画面録画 | 自動編集 | DVD | Blu-ray | |
○ | ○ |
検証に使うプロジェクト内容
以下の内容で検証を行いました。・フルHD/4K別で2本分編集
・5分(30カット×10秒)
・音楽
・テキスト×7
・透過PNGロゴ常時
・透過クロマキー常時
・トランジション3カットに1回
検証点は、編集作業、プレビューの快適さ、書き出しにかかる時間、CPU使用率などです。
(1)PowerDirector
Power Directorでの編集はフルHDは快適に、4Kではプレビュー解像度をフルHDに下げれば問題なく編集ができました。ただしグラフィックボードのGPUは相性が悪く動いていないので、パソコンの性能を最大限発揮することはできませんでした。Premiereと比べてすごく遅い、というわけではないので気にしないでも良いでしょう。
検証動画
フルHD動画編集
編集作業 | 快適 | |||||||
プレビュー | 快適 |
・書き出し時のデータ
※細かい数字は四捨五入などして見やすくしています。
5分動画書き出し時間 | 1分58秒 | |||||||
CPU使用率 | 100% | |||||||
メモリ使用率 | 5.5/15.9GB | |||||||
内蔵GPU使用率 | 60% | |||||||
GPU | 0% |
4K動画編集
編集作業 | 快適 | |||||||
プレビュー | 4K/カクツキあり、フルHD/快適 |
5分動画書き出し時間 | 8分50秒 | |||||||
CPU使用率 | 100% | |||||||
メモリ使用率 | 6.5/15.9GB | |||||||
内蔵GPU使用率 | 50% | |||||||
GPU | 0% |
(2)Adobe Premiere Pro CC
Adobe Premiere Pro CCでの編集は3つのソフトの中で最も快適にできました。フルHDも4Kもストレスなく使えました。CPUも内蔵GPUとグラフィックボードをバランスよく使い、パソコンのスペックを最大限引き出しているようです。書き出し速度も一番速いです。
ただし、パソコンの初期段階ではグラフィックボードのドライバが古いため機能しません。
デバイスマネージャーからの更新は効果なし。
公式サイトの以下のページから最新ドライバをインストールすればOK。ダウンロードタイプは『Studioドライバー』
検証動画
フルHD動画編集
編集作業 | 快適 | |||||||
プレビュー | 快適 |
5分動画書き出し時間 | 1分47秒 | |||||||
CPU使用率 | 55% | |||||||
メモリ使用率 | 10.3/15.9GB | |||||||
内蔵GPU使用率 | 85% | |||||||
GPU | 70% |
4K動画編集
編集作業 | 快適 | |||||||
プレビュー | 快適 |
5分動画書き出し時間 | 8分30秒 | |||||||
CPU使用率 | 45% | |||||||
メモリ使用率 | 10.2/15.9GB | |||||||
内蔵GPU使用率 | 90% | |||||||
GPU | 35% |
(3)DaVinci Resolve
DaVinci Resolveでの編集はフルHDは問題なし。4Kはメディアの最適化、プレビューの画質調整などが必要でした。
CPUは100%、内蔵GPUは補助程度、グラフィックボードGPUは30~35%程度。他のソフトと比べると書き出し時間が遅かったです。
検証動画
フルHD動画編集
編集作業 | 快適 | |||||||
プレビュー | 快適 |
5分動画書き出し時間 | 3分49秒 | |||||||
CPU使用率 | 100% | |||||||
メモリ使用率 | 7.2/15.9GB | |||||||
内蔵GPU使用率 | 10% | |||||||
GPU | 30% |
4K/59.94動画編集
編集作業 | 快適 | |||||||
プレビュー | 4Kカクツキあり。プレビュー画質1/4+メディア最適化おすすめ |
5分動画書き出し時間 | 17分53秒 | |||||||
CPU使用率 | 100% | |||||||
メモリ使用率 | 8.5/15.9GB | |||||||
内蔵GPU使用率 | 5% | |||||||
GPU | 35% |
マウスコンピューターDAIV 5Dのスペック
動画編集用パソコン | 特徴 | |||||
フルHD動画編集は全ソフトでノンストレス。4KはAdobeが最も快適。ただしグラフィックボードのドライバを公式から最新にする必要あり。PowerDirectorの4K編集はプレビューをフルHDにすればOKだが、グラフィックボードが機能せず。ダビンチリゾルブの4K編集はプレビュー解像度を下げたり、メディアの最適化必須。 SSDの容量が少ないので、外付けHDDが必須。 |
||||||
OS | CPU | グラフィックス | メモリ | SSD/HDD | 重さ | |
Windows10 Home | Core i7-9750H | Intel UHD Graphics 630 NVIDIA GeForce GTX 1650 |
16GB | 512GB/0 | 2.1 kg |
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・DAIV 3Nレビュー
・DAIV 5Nレビュー
・DAIV 5Dレビュー
・DAIV 5Pレビュー
■HP
・ENVY x360 15-ds0000レビュー
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