動画用語解説

動画専門用語辞典

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用語意味
アーカイブ『保管する』『記録する』という意味の英単語で、動画素材などを整理して記憶媒体(ハードディスク、SDカード、フィルム)に保管しておくこと。記憶媒体の容量圧迫を防ぐために、データを一時的に退避する意味でも使われる。
アスペクト比画面の『幅:高さ』比率、または画素の『横:縦』比率のこと。YouTubeは、パソコンで表示する場合の標準アスペクト比を『16:9』としている。映画をパソコンでみることも多くなったこともあり、パソコンのモニターも『16:9』などのワイドなものが
多い。なお、テレビでは、ハイビジョン(HD)のアスペクト比が『16:9』で、従来型のSDテレビは『4:3』。
アドビ(Adobe)アメリカのコンピューター・ソフトウェア会社、Adobe.Inc.、または販売しているソフトウェア製品のこと。(日本法人はアドビ株式会社。)動画編集ソフトとしては、動画編集に使われる『Premiere(プレミア)』や、アニメーション制作など動画加工に使われる『After Effects(アフターエフェクツ)』を開発・販売している。
アフターエフェクツアドビ(Adobe)社が販売する動画加工用ソフトウェア製品『Adobe After Effects』のこと。タイトルやテロップなどのテキストのアニメーション加工や、動画をデジタル加工してのVR制作、不要な被写体の削除などの機能がある。最新のバージョンでは、3D機能も追加されている。
アフレコアフターレコーディングの略で、映画やテレビドラマなど撮影済みの動画に、ナレーションや台詞、効果音を録音すること。動画の撮影時に音声を収録していなかったり、不鮮明だった場合や、台本が変更になった場合などに行われる。
暗転動画のシーンの切り替えするために挿入する、画面を暗くするエフェクトのこと。もとは舞台用語で、幕をおろさず、照明を暗くすることでシーンを切り替えることを指す言葉。暗転(ブラックアウト)とは逆に『ホワイトアウト』は、白いエフェクト入れることで、動画のつなぎ目を自然に見せることができる。
アンチエイリアスコンピューターの文字やCGなどは四角いマスで描画するために、文字や線(特に斜線)が、ギザギザに見えることを『エイリアス』という。アンチエイリアスは、このギザギザを滑らかに表示するための画像処理のこと。
板付き(いたつき)あるシーンやカットが始まった時、最初から演者が画面に写っていること。演者が登場するのにかかる時間を、短くするためなどに使われる。元は歌舞伎などで、幕が開いた時に演者がすでに舞台(板)に出ていることを指した舞台用語。
色温度太陽光などの自然光や人工的な照明などの、光源の色を表す数値のこと。単位はケルビン(K)。色温度(ケルビン)が低い方から、オレンジ→黄→白→青となる。朝日や夕日が2000K前後、太陽光は5000〜6000K、ショップやオフィスなどの蛍光灯が3500〜4000Kとされる。
インサートカット動画の上に別の動画や音声を挿入すること。または挿入した動画や音声のこと。編集による動画と動画のつなぎ部分が不自然なることを防いだり、わかりにくさを補足説明する場合などに用いられる。
ウインドスクリーン外で撮影する際の風の音や呼吸音などの雑音(ウインドノイズ)を軽減するために、マイクに装着する器具のこと。日本語では『風防』。スポンジタイプのものや、もこもこの毛がついているタイプのものがある。『ウインドシールド』『ウインドジャマー』と呼ばれることもある。
ウエイト照明器具やカメラ用三脚などの撮影機材が転倒するのを防ぐために取り付ける重りのこと。砂の入った砂袋や、鉄の入ったバッグなどが使われる。
雲台(うんだい)三脚の上部にカメラを固定する部分のこと。三脚と一体型になったものや、取り替えられるタイプのものがある。雲台の種類によってカメラの可動域が異なり、自由な位置に変えられる『自由雲台』、3方向に向きを変えられる『3WAY雲台』、ビデオカメラ用の上下左右なめらかに動かすことができる『ビデオ雲台』などがある。
エフェクト動画編集ソフトを使って、動画や音声など何らかの効果を加えること。『特殊効果』ともいう。動画編集ソフトに標準で備わっているエフェクトで足りない場合は、ソフトによってはエフェクトを別途購入することもできる。
関連用語『SE』
オーサリング動画、音声、画像、文字など、いろいろなマルチメディア要素を編集、統合して、一つのコンテンツを制作すること(英語表記:Authoring) 。例えば、編集した動画や音声、字幕、選択メニューなどを統合して1つのコンテンツにすること。DVDに仕上げることをDVDオーサリングという。
解像度動画の画素数のこと。画素数が多いと動画が鮮明でキレイになる。フルHDの解像度は1920×1080、4Kは3840×2160。
カットバック複数のカットを交互につなぐ編集手法のこと。
完パケ編集した動画、音楽が入った作品をパッケージ化したマスターテープのこと。完全パッケージメディアの略。
画角撮影の際にカメラに写る範囲のこと。または、その範囲を表す角度のこと。レンズを交換することで、画角を変えることもできる。広角レンズは写る範囲が広く、望遠レンズは狭い。
カラーグレーディング動画の色を演出目的で調整すること。
カラーコレクション撮影した動画の色を補正すること。元々の自然な色に戻す作業。
キーフレームアニメーションや、動画、画像に動きを付ける時の開始~終了地点に付けるのポイントのこと。動画の位置を動かしたい時、開始0秒のA地点にキーフレームを入れ、5秒後のB地点にキーフレームを入れると、その間、動画の位置を動かすことができる。位置以外にも大きさや明るさなど様々なものでキーフレームを使うことができる。
キャプチャーボードゲーム機、スマホのゲームの映像や音声を、パソコンに入力するためのハードウェアのこと。パソコンにUSBケーブルで接続する外付けタイプや、パソコンのPCIスロットに挿し込む内蔵タイプがある。ゲーム機とは、HDMIケーブルで接続する。キャプチャーボードが接続できないゲーム機もあるので、要注意。
グラフィックボードパソコンの映像に関する処理をする専用のハードウェア。パソコンによっては、グラフィック機能がマザーボードに内蔵されていたり、CPUに付属していたりして、グラフィックボードがない場合も多い。動画編集ではグラフィックボード有り無し、性能の差で処理速度が大きく変わってくる。例えば安価なグラフィックボードや内蔵タイプのグラフィック機能だと、プレビューがカクついたり、書き出し時間が長くなったりする。
クリップ編集に使う動画などの素材のこと。
クロマキー被写体の背景の特定色を透過して、別の動画に合成する技術。背景は、人の肌の補色のブルーバックや、グリーンバックが使用されることが多い。英語でクロマは彩度や色度という意味で、クロマをキーにする合成技術のため、クロマキーという。(英語表記:Chroma Key)
けられ動画画面の隅に、レンズフードやプロテクター、フィルターが映り込むこと。フィルターなど重ねて付けると起きる。
コンテ動画の撮影イメージを具体的に表すために、場面や画面ごとにセリフや動き、撮影方法を記載したもののこと。イラストで作成する絵コンテ、画像で作成する画コンテ、文章で作成する字コンテ、動画で作成するビデオコンテなどの種類がある。英語のContinuity(連続性)を省略した用語で、英語表現ではストーリーボードという。
座布団動画でタイトルやテロップが見やすいよう、テロップの背景に入れるマットのこと。カラーマットや、テロップベースなどとも呼ばれる。動画編集ソフトで背景をつけたり、ネットで無料でダウンロードできる素材を使ったりする。
サムネイル動画の大まかな内容が、一目でわかるように設定する画像のこと。由来は、英語で『非常に小さいもの』という意味を持つ『親指の爪(Thumb nail)』が由来で、サムネイルには容量の小さい画像を使う。サムネイルに類似して、動画を再生していない状態で表示される、動画内の1コマを『ポスターフレーム』という。
シーケンス映画やテレビでストーリー上、繋がりのある連続したシーンのまとまりのこと。カット(ショット)のまとまりをシーンと呼び、シーンのまとまりがシーケンス、シーケンスの集合が、一つの作品となる。

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