DellノートパソコンDell G3 15プラチナ(大容量メモリー・GTX1650搭載)に3種の動画編集ソフトを入れてストレスなく動かせるのか、フルHD/4Kでの書き出し時間の計測など検証しています。
実際使ってみてのレビューや、使用中の画面のキャプチャ動画などを参考に、動画編集用パソコン購入の検討をしてみてください。
■使用ソフト
・PowerDirector
・Adobe Premiere Pro CC
・DaVinci Resolve
DellノートパソコンDell G3 15
この記事を書いた人:内村 航
株式会社ドウガテック代表取締役。2012年より『カンタン動画入門』を運営。動画編集ソフト・アプリのレビュー本数58本。動画編集スクール取材9校。アクションカメラ17台、α7 III、EOS8000D所有。大学講師(日本文理大学情報メディア学科、立命館アジア太平洋大学動画制作ワークショップ等)。著書:暮らしvlogのはじめ方(朝日新聞出版)、iMovieのマニュアル本(工学社 I・O BOOKS)。
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この記事の目次
動画編集用パソコンレビュー記事
・動画編集用パソコンおすすめのスペックと選び方・動画編集パソコン書き出し速度ランキング
【ノートパソコン】
■Dell
・G3 15レビュー
・G5 15レビュー
■ASUS
・TUF Gaming FX505DTレビュー
・ROG Strix G G531GUレビュー
■マウスコンピューター
・DAIV 3Nレビュー
・DAIV 5Nレビュー
・DAIV 5Dレビュー
・DAIV 5Pレビュー
■HP
・ENVY x360 15-ds0000レビュー
■VAIO
・SX14 ALL BLACK EDITIONレビュー
■Apple
・MacBookPro13インチ(Corei7 10gen 2020)レビュー
【デスクトップパソコン】
■HP
・OMEN by HP Obelisk Desktop 875-1090jp エクストリームモデルレビュー
■マウスコンピューター
・DAIV A7レビュー
・DAIV X9レビュー
■Apple
・Mac mini(M1 2020)レビュー
Dell G3 15で動画編集ソフトを使ってみた結果
検証の結果、このパソコンは、フルHDでは3種の動画編集ソフトすべてを快適に使えました。
4K(59.94fps)では、Adobe Premiere Pro CCは作業を快適に行えました。PowerDirectorは作業に若干の遅延が発生。Davinci Resolveはプレビューでカクツキが発生しました。
PowerDirectorはGPU競合の問題でGeForce GTX 1650が動かず、処理は内蔵GPUのみです。PowerDirectorを使う場合はオーバースペックということになります。
Adobe Premiere Pro CCはCPUとGPUをバランスよく使っているので、作業も快適、書き出しも速いのでかなりコストパフォーマンスが良いです。
Davinci ResolveはCPUに頼りすぎて、うまくGPU性能を活かしきれていません。そのため書き出し速度は他のソフトと比べてかなり遅いです。フリーソフトなので仕方ないですが、長時間の動画を出力する際は厳しいですね。
Dell G3 15のスペック
動画編集用パソコン | 特徴 | |||||
Adobe Premiere Pro CCを使うならコスパがかなり高い良機種。 フルHD動画編集は検証に使った3種のソフトすべてで快適に使える。4KはAdobe Premiere Pro CCのみ快適。 PowerDirectorはGPU競合問題でGeForceが動かない。DavinciはCPUに頼り過ぎでGPU性能を活かせていない。 |
||||||
OS | CPU | グラフィックス | メモリ | SSD/HDD | 重さ | |
Windows 10 Home | Intel Core i7-9750H | Intel UHD Graphics 630 NVIDIA GeForce GTX 1650 |
16GB | 256GB/1TB | 2.34kg |
Dell G3 15の見た目
検証に使う動画編集ソフト
この記事では以下の3種類の動画編集ソフトを使って検証しました。
(1)PowerDirector
初心者向け 動画編集ソフト | 特徴 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 PowerDirector ・ダウンロード版12,980円 ・サブスク版8,980円 30%オフセール中 →6,030円/年 さらにクーポンで 5,657円/年PowerDirector ダウンロード 使い方記事 使い方動画 |
国内販売シェアNo1のサイバーリンクの優秀な動画編集ソフト。4K、縦動画対応、画面録画機能ありでDVD、Blu-rayも焼ける。 初心者でも扱いやすく、動作も軽い。動画書き出し速度1位 運動会、結婚式などの家庭用、ゲーム実況などYouTuber用、会社のPR動画や教育、セミナー動画などビジネス向けとしても使えるマルチなソフト。当サイト一番のおすすめ。 ・28オフセール(click)11/24(日)まで クーポンコード『dougatec2023』※買い切り、サブスク版両方使えます。 初心者向け 高機能 家庭用 YouTuber 業務用 Windows® 10、8.1、8、7 (64-bit OS 版推奨) 日本語対応 |
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4K | 360度 | アクションカメラ | 縦動画 | 画面録画 | 自動編集 | DVD | Blu-ray | |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
(2)Adobe Premiere Pro CC
上級者向け 動画編集ソフト | 特徴 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
高機能動画編集ソフト。映像制作者の約9割がこのソフトを使っているくらいメジャー(Adobe調べ)。また、After EffectsやPhotoshopなどと連携しやすく、料金も月額で安く使うことができる。 プロ向けソフトのイメージが強いが、動画編集ソフトやアプリを使った経験があれば家庭用、YouTuber用としてもおすすめ。 高機能 YouTuber
業務用 Microsoft Windows 7 Service Pack 1(64 ビット)日本語版、Windows 8.1(64 ビット)日本語版または Windows 10(64 ビット)日本語版、macOS X v10.11、v10.12 または v10.13 日本語版、日本語 |
||||||||
4K | 360度 | アクションカメラ | 縦動画 | 画面録画 | 自動編集 | DVD | Blu-ray | |
○ | ○ | ○ |
(3)DaVinci Resolve
プロ向け 動画編集ソフト | 特徴 | |||||||
プロ用動画編集ソフトの無料版。AdobePremiereProCC並みの高機能ソフト。家庭用としては高機能すぎるのでおすすめしない。 Windows、Mac、Linux日本語対応 |
||||||||
4K | 360度 | アクションカメラ | 縦動画 | 画面録画 | 自動編集 | DVD | Blu-ray | |
○ | ○ |
検証に使うプロジェクト内容
以下の内容で検証を行いました。
・フルHD/4K別で2本分編集
・5分(30カット×10秒)
・音楽
・テキスト×7
・透過PNGロゴ常時
・透過クロマキー常時
・トランジション3カットに1回
検証点は、編集作業、プレビューの快適さ、書き出しにかかる時間、CPU使用率などです。
検証結果の比較表
以下3種のソフトの検証結果比較表です。
Power Director | 編集作業 | プレビュー | 書き出し時間 |
フルHD 30p | 快適 | 快適 | 1分56秒 |
4K 60p | 若干遅延 | 若干遅延 | 13分26秒 |
Adobe Premiere Pro CC | 編集作業 | プレビュー | 書き出し時間 |
フルHD 30p | 快適 | 快適 | 1分37秒 |
4K 60p | 快適 | 快適 | 7分13秒 |
Davinci Resolve | 編集作業 | プレビュー | 書き出し時間 |
フルHD 30p | 快適 | 快適 | 4分39秒 |
4K 60p | 快適 | カクツキ | 25分37秒 |
検証動画
以下、実際に動かして検証したレビュー動画です。
(1)PowerDirector
Power Directorでの編集はフルHDは編集、プレビューともに快適です。書き出し時間も速いです。
4Kでは、編集、レビューともに若干の遅延が発生しました。書き出し時間は普通です。
PowerDirectorは内蔵GPUとGeForce等のGPUと競合が発生した場合、内蔵GPUのみを優先して使う場合があります。今回のG3 15ではGeForceは動かず、ハード性能を活かしきれない結果になりました。
フルHD動画編集
編集作業 | 快適 |
プレビュー | 快適 |
・書き出し時のデータ
※細かい数字は見やすくしています。
5分動画書き出し時間 | 1分56秒 |
CPU使用率 | 100% |
メモリ使用率 | 6.8/15.8GB |
内蔵GPU使用率 | 45% |
GPU使用率 | 0% |
4K/59.94動画編集
編集作業 | 若干遅延 |
プレビュー | 若干遅延 |
5分動画書き出し時間 | 13分28秒 |
CPU使用率 | 100% |
メモリ使用率 | 7.6/15.8GB |
内蔵GPU使用率 | 50% |
GPU使用率 | 0% |
(2)Adobe Premiere Pro CC
Adobe Premiere Pro CCでの編集はフルHDは編集、プレビューともに快適です。書き出し時間もかなり速いです。
4Kでは、編集、プレビューともに快適です。書き出し時間もこの価格のパソコンにしてはかなり速く驚きです。
CPUやGPUの使用率もまだ余裕があるので、さらに負荷をかけた編集にも耐えられる可能性があります。
フルHD動画編集
編集作業 | 快適 |
プレビュー | 快適 |
5分動画書き出し時間 | 1分37秒 |
CPU使用率 | 50% |
メモリ使用率 | 11.9/15.8GB |
内蔵GPU使用率 | 80% |
GPU使用率 | 90% |
4K/59.94動画編集
編集作業 | 快適 |
プレビュー | 快適 |
5分動画書き出し時間 | 7分13秒 |
CPU使用率 | 30% ※編集時は50% |
メモリ使用率 | 11.5/15.8GB |
内蔵GPU使用率 | 90% |
GPU使用率 | 65% |
(3)DaVinci Resolve
DaVinci Resolveでの編集はフルHDは編集、プレビューともに快適です。書き出し時間は他の2つのソフトと比べるとかなり遅いです。
4Kでの編集は快適、プレビューはカクツキが発生しました。書き出し時間もかなり遅いので使うのは厳しいでしょう。
フルHD動画編集
編集作業 | 快適 |
プレビュー | 快適 |
5分動画書き出し時間 | 4分39秒 |
CPU使用率 | 100% |
メモリ使用率 | 7.7/15.8GB |
内蔵GPU使用率 | 5% |
GPU使用率 | 30% |
4K/59.94動画編集
編集作業 | 快適 |
プレビュー | 快適 |
5分動画書き出し時間 | 25分37秒 |
CPU使用率 | 100% |
メモリ使用率 | 10.1/15.8GB |
内蔵GPU使用率 | 5% |
GPU使用率 | 35% |
Dell G3 15のスペック
動画編集用パソコン | 特徴 | |||||
Adobe Premiere Pro CCを使うならコスパがかなり高い良機種。 フルHD動画編集は検証に使った3種のソフトすべてで快適に使える。4KはAdobe Premiere Pro CCのみ快適。 PowerDirectorはGPU競合問題でGeForceが動かない。DavinciはCPUに頼り過ぎでGPU性能を活かせていない。 |
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OS | CPU | グラフィックス | メモリ | SSD/HDD | 重さ | |
Windows 10 Home | Intel Core i7-9750H | Intel UHD Graphics 630 NVIDIA GeForce GTX 1650 |
16GB | 256GB/1TB | 2.34kg |
動画編集用パソコンレビュー記事
・動画編集用パソコンおすすめのスペックと選び方・動画編集パソコン書き出し速度ランキング
【ノートパソコン】
■Dell
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・G5 15レビュー
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■マウスコンピューター
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